お買い物 >>後編<< | ちびちび!

お買い物 >>後編<<

ショッピングセンターから自宅までおよそ5分ぐらい。その間に広い国道を渡らなければいけない。

あっ! いつも長く待つ信号が青だ! 間に合うか? 間に合うのか!?
「いくぞーーーー!」(アクセル踏み込むママン)
「イケー! マグナーーーーーム!」(興奮してミニ四駆の名前を叫ぶちびちび)
「マグナムかー。うちのこの車がマグナムなのか(笑」
「マグナムファイヤー! シュボー! ボボボー!」
「(なんか燃えてる)」
「マグナムウォーター! ダブン ダブダブー!」
「(火の次は水かよ)」
興奮がとまらなくなったちびちびに、にこやかに心のなかで突っ込み入れまくるママン。

「ドキュー! ドカーン ドカドカーン!」
「ぶつかっちゃうのか!」
「違う。今のはマグナムファイヤーの火が爆発した音!」
「(…なんだかよくわかんないけど) ほほーぉ」
「マグナムヘドロー! どろどーん どろろーん!」
「(…不思議なものに変形してきました)」
「マグナムとげー! ビシー! ビシビシー!」
「(今度は日本語かよ)とげか。いっぱい武器持ってるんだねぇ。」
「違う、武器じゃない!」
「…何?」
「マグナムとげっていう車のこと!」
「……ふーん。」

なんだかよくわからない世界だったけれど、ちびちびの中ではいろんな世界が展開されていた模様。
でも子供の頃のこういう時間って楽しかったよなぁ。
ちなみにこのちびちびの興奮は自宅まで続きましたとさ。